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今年のニュース・プレイバック PART.3
投稿日:2020年12月26日 09:52、カテゴリー:「日常」、投稿者:Fukumoto
2020年、心に残る弊社の取り組みを写真で振り返る「今年のニュース・プレイバック」第三弾は『播州織マスク寄贈』です!
もともと、展示会用のノベルティ(粗品)として企画した播州織マスクなのですが、新型コロナウイルスが増えはじめ各社医療機関等にマスク寄贈の動きが高まってきていました。私は『同じ地場産業の中に居ながら自分は一体何をやっているのか。なぜ動き出すことができていないのか!?』と強く疑問を持つようになったのです。
そんなある日、同じ社の後輩に電話でこの胸の内を相談してみたところ、、、「・・・全く同じことを考えていたんです!まさにそれを相談しようと思っていたんです」との返事でした。「!!!!!」まさにこんな感じで驚きましたね。
そこから正式に「チーム桑村」を立ち上げ、展示会の企画の一環としてマスク寄贈を考えたわけです。本社営業部が7部署、各部1柄ずつ生地を提供いただき1000枚分のマスクを製作して、内、半分を多可町と西脇市へ寄贈することと決定しました。
マスクの仕様はチームで企画・設計し、表地は各部署イチオシの素材、内側は短繊維3部6課が得意とする「アイスコットン」を使うこととしました。ここでアイスコットンについて説明しますと、素材は【綿100%】です。特殊な技術で撚糸(糸に撚りをかけること)加工することで、肌に触れた際「ひんやり」感じることができる、まさにアイスタッチな天然素材なのです!これをマスクに使用すると、ひんやりするだけでなく、肌触りがよく蒸れにくく快適に一日を過ごせるのです!なので、冬シーズンでも快適です!
形は現在社内販売している「手作り播州織マスク」とは異なり、テレビでよく見かける西村経済再生担当大臣が普段から着用されている、あの形を再現してみたんです!もちろんチーム内で試行錯誤して(^^;
製作上、この時はミシンが無く、、、正確には2台あったのですが共に個人の物を持ち寄ってもらってそれでサンプル等作製していたのです。(後々これを機に、会社でミシンを2台も購入してもらえました♪)ということで、企画設計・型紙・ゴム紐までを準備し、製作は同じ町内にあるソーイング竹内さんへお願いすることとなりました。1000枚ですので手間と時間がかかりましたが、試作を重ね良い物が出来上がりました!お世話になりました<(_ _)>
中にはメッセージカードを封入。もちろんこれも皆で考えて、印刷するカードも探しまくりました。表面は持ち寄ったデザインから1点に決定しようということだったのですが、決めきれず、、、全部採用することとしました(;^ω^) せっかくなので以下に紹介します。
どうですか?どれも個性的で、さすが弊社デザイン企画担当者!と思いました。ww
そして去る10月13日、多可町役場へ寄贈へ。ここには私の後輩が務めていまして、その橋渡しに入り、寄贈式典まで段取りしてくれたのです。地元テレビ局「たかテレビ」にも取材され、なんとも恥ずかしい思いもしましたが、大変喜んでいただけて良い日となりました!
(写真は多可町長へ皆で手渡しする場面です。入れ物の箱も播州織の生地で製作!)
最後にスチールショット!
(左から教育長・副町長・町長です)
そして10月16日には西脇市役所へ寄贈へ。
片山市長をはじめ担当職員さんとお話しし、喜んで受け取っていただくことができました!
↑ 西脇市のFacebookにはこのような掲載で紹介されました。ありがとうございました!
多可町役場からも後日このようなInstagramでの紹介も頂き、さらには着用されている写真まで頂けました!!
そうそう、今回の寄贈マスクは、多可町・西脇市ともに〝職員の皆さんで着用ください〟という思いで寄贈いたしました。というのも、多くの企業さんがマスクの寄贈はされていますが、その大半は医療機関や医療施設、学校関係等へと譲渡されていきます。このような大変な時期に一番大変な仕事をされている町・市の職員さんにこそぜひマスクを使用していただきたく、その素材の良さについても知っていただく良い機会にしていただきたかったのです。
西脇市も多可町も、そのほとんどの職員さんに行き渡るように準備し、お願いしました。特に窓口業務の方や関係機関等の施設で働かれる職員さんにも。。。
寒い時期に入ってコロナウイルスの勢いが増し、日に日に感染者数は増え続けています。今こそ手洗い・うがいの励行とマスク着用を忘れず、少しずつでもその数が減っていくことをチーム桑村メンバー一同、そして桑村繊維株式会社社員一同、強く望んでおります。
